アムレートのパッシブスキル「誓いを果たすもの」は、以下の効果を持ちます。
・自身が致命的なダメージを受けたとき、HP1で耐える
・さらに2ターンの間、自身に「不死身」を付与する
・このスキルはバトル中1回のみ発動する
「不死身」の効果は明記されていませんが、文字通り自身を死なないようにするものと考えられます。
実際に、不死身付与時は、ダメージが発生してもアムレートは死にません。
ここでは、不死身がアムレートのダメージ判定が無効化されるものと仮定します。
しかし、この不死身が付与されない場合があります。
よく知られている例としては以下です。
・自身にバリア・シールドが付与されていると、不死身が付与されない
・共鳴(ミミのパッシブスキルなど)で不死身が付与されない
なぜ、不死身が付与されないのか。スキル効果文から条件を分けてみます
・自身が致命的なダメージ(=自身の現在のHPを超えるダメージ)を受ける
・HP1で耐える
・自身に「不死身」を付与する
・バトル中1回のみ発動する
あわせてダメージや不死身・バリア・シールド・共鳴の処理を細分化してみます。
・ダメージ発生
・「誓いを果たすもの」処理
・「不死身」処理
・バリア・シールド処理
・共鳴処理
・実ダメージ処理
まずは、バリア・シールドのケースから検討してみます。
ダメージ発生と実ダメージ処理はそれぞれ最初と最後に行われるものとして、「不死身」処理とバリア・シールド処理の順序を確認します。
上記の動画では、「不死身」が付与された状態でもフォルティナが張ったシールドが剥がされていますので、バリア・シールド処理の方が先に来るものと考えられます。
次は、「誓いを果たすもの」処理と「不死身」処理の順序を確認します。
上記動画では、アイリスによるバリアによりダメージが無効化された後、不死身が付与されず、アムレートが死んでしまっています。
つまり、以下のことが推定できます。
- 致命的なダメージが発生
- 「誓いを果たすもの」処理が発生
- バリア・シールドによって、ダメージが致命的なダメージではなくなる
- 「誓いを果たすもの」の「HP1で耐える」を満たさなくなる
- 自身に「不死身」を付与しない
- 「誓いを果たすもの」はバトル中1回のみ発動なため、次回攻撃が素通りする
すなわち、以下の順序となります。
- ダメージ発生
- 「誓いを果たすもの」処理
- バリア・シールド処理
- 「不死身」処理
- 実ダメージ処理
また、このとき、致命的なダメージではない場合、以下の処理となり、不死身が付与されることになります。
- 初回攻撃のダメージが発生
- 「誓いを果たすもの」処理は未発生
- バリア・シールド処理によってダメージ軽減
- 実ダメージ処理
- 次回攻撃のダメージ発生
- 「誓いを果たすもの」処理が発生
- 「不死身」付与
- 実ダメージ処理
実際に確認してみます。
今回はアイリスのよるバリアがあっても不死身が発動していますので、上記推測は正しいようです。
次に、共鳴のケースを検討します。共鳴処理はいつ行われるのでしょうか。
まずは、バリア・シールド処理と共鳴処理の順序を確認します。
上記動画では、シールドによってダメージが軽減された結果、共鳴によって0ダメージが発生しています。
つまり、以下のことが推定できます。
- ダメージ発生
- バリア・シールドによってダメージ軽減
- 軽減されたダメージを参照して共鳴のダメージ処理
すなわち以下の順序となります。
- ダメージ発生
- 「誓いを果たすもの」処理
- バリア・シールド処理
- 「不死身」処理
- 共鳴処理
- 実ダメージ処理
実際に確認してみます。
・アムレートへ不死身が付与された後に、アムレートへの攻撃によるケルベロスへの共鳴ダメージがMISS判定となる
・アムレートへ不死身が付与された後に、ケルベロスへの攻撃によるアムレートへの共鳴ダメージによってアムレートが死ぬ
以上から、上記推定は正しいようです。
上記検討から、以下のことが言えます。
・アムレート自身にバリア・シールドが付与されており、致命的なダメージがバリア・シールドで致命的なダメージで無くなった場合に不死身が付与されない
・共鳴によってアムレート自身に発生するダメージは、不死身に関係せず、不死身付与も行われなければ、不死身自体も貫通する
すなわち、不死身を発生させるためには、以下が言えます。
・バリア・シールド付与時はダメージが致命的にならないように防御力を上げる
・共鳴の対象とならないような防御力にする
あれ~相反しちゃう~